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2007年 10月 15日
さいきん、オランウータンの「母と子」のことを
よく考えています。 オランウータンの親子は子供が5~7歳ぐらいに なるまで母と子 2人で暮します。 母親は子供がいち人前になるまで 次の子供は作りません。 母親はその6年前後の期間に 「森」で暮していくノウハウを子供に伝授します。 そして、2人だけの蜜月は これから先の単独生活の心の準備も 兼ねているかもしれません? (かってな推測です!) 父親は単身赴任よろしく 人で広範囲を渡り歩いているため 子供は完全な母子家庭で育てられます。 現代社会でいえば「シングルマザー」と いうことになるのでしょう。 オランウータンは類人猿の中では極めて ゆるい集団を作っています。 人間社会でいえば 「都会生活者」といったところでしょうか? そして、母と子の「母子家庭」もっとも極に位置する 現代社会構造を観る様です。 最近ではDef Tech が「Quality of life」という曲のなかで 母系社会のメリットをメッセージしていますが 「母系社会」「母性社会」ミトコンドリアDNAの繋がりを強くもつ 社会体系とは ? とても気になるところです。 臨床心理学者の故 河合隼雄博士の考察のなかに、 母性原理をベースに作り出された日本(アジア)社会の 構造分析がされています。 その中で母性とは「我が子はすべて良い子」という 絶対的平等観のうえに成り立ち たてまえを重んじる「場の倫理」へと 社会を創りあげていったそうです。 相対する西洋社会は父性原理に基づき 「良い子だけが我が子」とうい規範から 「個の倫理」を重視する社会に なっていったそうです。 また、博士の神話研究の中で母と娘の 原初的関係性を考察されているのですが 「母」の中に潜む二律背反を取り上げ 「聖母」と「魔女」と定義しています。 物語の中で「聖母」と「魔女」は 「実母」と「継母」に変換され、 「シンデレラ」「白雪姫」など数々の 物語のベースなっているそうです。 そこで語られるのは「母と息子」ではなく 「母と娘」が主題となっています。 それはやはり母系社会の原初的な ゆるぎない関係性から 始まっていると指摘されています。 余談ですが、グリム童話以前の 民話として伝わっていた 「白雪姫」では継母ではなく 実母として語られていたそうです。 (ちょとビックリ!) 母の中にすむ娘への負の感情(魔性)をストレートに 表現していたということになります。 オランウータンの母系社会から我々は学ぶべきことが たくさんあるような気がします。 とくに単独生活者に近いオランウータンからは 現代都市型社会の問題点の 多くの糸口が隠されているかも? と 思っています。 つづく。。。。。。。。。。。。。。。。。 丸山 #
by mandilaut
| 2007-10-15 21:50
| オランウータン
2007年 10月 07日
芸術の秋到来 なのか?
ここ最近良く「美術館」に足を運んでいます。 先月は、 鎌倉文学館の企画展 いま子どもたちに伝えたいことシリーズ 2 『ともだちってなんだろう?中川ひろたか と「ともだち展」』 中川ひろたかさんは 絵本の文章を書く方なのですが 「みんなともだち〜 ずっとずっとともだち〜 おとなになっても ずっとともだち〜」 や 「せかいじゅうのこどもたちが いっしょにわらったら そらもわらうだろう ららら うみもわらうだろう」 などの歌 この歌聞くと 胸の奥の思い出の扉が開いて 子どもの頃の記憶の細部が 走馬灯のように 頭の中を駆け巡っちゃうんだよなぁ という様な 素敵な歌詞を書いています。 この展覧会場には 中川さんが手がけた たくさんの絵本が置いてありましたが 「わにのスワニーシリーズ」は、 もっともハマった絵本。 しまふくろう の しまぶくろさん サイコー。 ー会期終了しました。 六本木ヒルズ 森美術館 『コルビジェ展』 天才の頭の中を 垣間見ることが出来た 素晴らしい展覧会。 素晴らし過ぎて 未熟者の私には多くを語る事が出来ません。 ー会期終了しました。 そして今月は、横浜そごう美術館 『ありがとう!チョーさん 長 新太展 ナノヨ』 子どもごごろ と ナンセンス。 うんうん納得。 おとな(私)と 子ども(娘)ふたりで 作品を見る度に「ガハハッ」と何度も笑ってしまった。 ー会期10月8日まで 神奈川県立近代美術館 葉山 『イリヤ・カバコフ「世界図鑑」絵本と原画』 動きのある 細部までとても気を使って描かれた とってもユーモアにあふれた あたたかい絵。 色も 絵も センスも かなり好み。 10月17日から 絵の入れ替えがあるそうなので もういちど行こうかな。 海が見える美術館なので 平日の晴れた日がおすすめ。 ー会期11月11日まで 作品をたくさん見た中で なにがどう好きか どこが共感できるのかをみつめる事は とても勉強になります。 もちろん その逆もしかり。 印刷ではない 本物を見れる展覧会 やはり良いものです。 さっちゃん #
by mandilaut
| 2007-10-07 23:42
| プライベート
2007年 09月 30日
こんにちは
はじめまして、mandi laut です。 マレー語で mandi=水 浴び/沐浴 laut=海 という意味があり、 mandi laut とは 日本語で「海水浴」と言ったところでしょうか。 この屋号は、インドネシアで東の離島の小さな島に行った時に とてもお世話になった家のお母さん ”イブ スサナ“ が にっこり笑って良く使っていた思い出深い言葉 「mandi laut !」から もらいました。 manisのこと 私達のこと 日々のこと などなど 少しずつ書き綴って行きたい と思います。 どうぞ よろしくおねがいします。 #
by mandilaut
| 2007-09-30 12:00
| プロダクト
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