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2010年 07月 17日
消防ホースの「つり橋」を渡るオランウータン <ボルネオ保全トラストジャパン提供> マレーシア・ボルネオ島で群れが孤立した 野生オランウータンの移動を助けるために 東京・多摩動物公園の飼育員らが架けた消防ホースの「つり橋」が 実際に使用されていることが画像で確認された。 飼育員らが所属するNPO法人「ボルネオ保全トラストジャパン」 の森井真理子事務局長(57)は 「ホースの橋を増やし、孤立を少しでも解消したい」 と話している。 同団体によると、画像が撮影されたのは6月27日午後1時半頃。 センサー付きの監視カメラが、橋を渡る1匹のオランウータンの姿をとらえた。 ボルネオ島ではパーム油生産のために森が伐採され、 木々を伝って移動するオランウータンの群れが孤立。 群れの交流がなくなって、種が弱くなる懸念が指摘されている。 現地の研究者が、多摩動物公園で使用済みの消防ホースを オランウータンの遊具に使っているのを視察して橋を発案。 地元のサバ州野生生物局から協力を依頼された同団体が 2008年4月、島北東部の川にホースの橋を架けた。 設置には、生態に詳しい同園の飼育担当者も参加した。 さらに、09年4月には2本目の橋を架けた。 (2010年7月14日17時36分 読売新聞)
by mandilaut
| 2010-07-17 12:40
| オランウータン
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