|
2009年 02月 26日
藤沢にあるインターナショナルプレスクールGICで
全6回の絵本をつくろうワークショップをさせて頂いていました。 とうとう来月、最終回を迎えます。 1冊の絵本を製作する為の作業行程を説明しますとーーーーー。 まず、子どもたち全員から預かった絵をスキャナーで PCに読み込み、汚れや影を消す作業をし 次にお話を声に出して読み、自分の耳でお話を聞き 繋がりの悪い部分や、言い回し それと、子どもたちが本当に言いたいことの見直し作業をして 全てをデーター化します。 データー化する際に、最も難しい作業は 見開き1ページの絵と文章の組みで ここは一番気を使います。 糸とじ絵本の構成は、右側を絵、左側を文章とした場合 本の真ん中にあたるページ(糸とじの縫い糸が見える部分)は 右の絵と左の文章は、1枚の紙の中で連動しています。 が、真ん中のページから1ページめくると 右にある絵のお話の文章は、新たな次の紙の裏側に来ます。 んー。上手く説明出来ません。解りずらいですね。 表ページ絵の裏には、次のページの絵の文章。 その文章の隣には、その文章の絵。 その文章の絵の裏は、次のページの文章。。。と言うように、 中心の折る部分を起点に、常に反対側をレイアウトして データーを作っていかなくてはならないのです。 これが全て終わったら、家のプリンターで書き出し 糸とじをし、1冊の絵本に仕上げます。 ここで、本当に間違いがないかの最終確認。 そして、次は、印刷屋さんに出す為のデーターを作ります。 色確認とデーター確認のため、試し刷りをし 全てOKだったら、本番の印刷をしてもらいます。 印刷が上がったら折り作業をし、1部ずつ糸とじをします。 最後は、絵本の大きさにカットして出来上がり!! * 出版本の場合は、絵/文/装幀デザイン/印刷/製本 と それぞれの作業が職種ごとに別れています。 つらつらと説明を述べてきましたが。。。 今回の絵本ワークショップの絵本も とうとうここまで来ました!! 上の写真は、家のプリンターで作ったものなので 裏ページの色や絵が透けて見えていますが なかなか良い雰囲気です。 そして写真上側が、印刷屋さんに試し刷りをしてもらったもの。 下側が、同じ絵を家のプリンターで作ったもの。 紙も厚く、色もハッキリ出ているし、かなり立派な物が 出来上がりそうです。 やった〜!!
by mandilaut
| 2009-02-26 10:02
| プロダクト
|
ファン申請 |
||