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2008年 12月 09日
10月にちょこっと紹介しましたが、今年6月から月に1度、
藤沢にあるインターナショナルプレスクールGICで先生をしています。 GICの子どもたちは、私のことをさっちゃんでも先生でもなく “マルヤマさん”と呼んでくれています。 日常この呼び名が登場することがほとんどないので 何だかとても、くすぐったい気がします。 昨日は、絵本を作るワークショップの第3回目でした。 子どもたちが、自分自身とマニスの“お話を考える” というテーマの元 毎回、マルヤマさんから提示される色々な作業をする中から 子どもたちがマニスと向かい合って、生まれる気持ちや感情が 新たな空想の世界が広がり、普段表には出ない空想の世界のお話を 自分で作る絵本のページに表して貰いたい と考え試行錯誤しています。 毎回、「出来ないからやって。」とカワイイ顔でお願いされる事もありますが 私は、とても厳しい先生なので 「やり方は教えますが、マルヤマさんが作ると マルヤマさんのマニスになってしまうので 実際に作るのは自分でやりましょう。」 とお断りをしています。 なぜなら、このワークショップでは カタチをきれいに とか 上手に作ろう という事に 重きを置いていないからです。 いかに自分自身の頭やこころや手を使い 自分だけのオリジナルを作り出す喜び や 頑張って技術を会得し始めた時のワクワクしている様子や 出来上がった時、自分で作ったんだ という満足そうな顔を見る度に “自分にも出来る” という自信へとつなげて行って欲しいと考えています。 そして何より、子どもが自分で作ったマニスには 元気いっぱい弾けそうな勢いを持っていたり 少し控えめで恥ずかしそうな様子だったり と 作っている子ひとりひとりの生き生きとした姿が とても良くあらわれています。 作っている途中では、“上手い、下手”だけの判断をしていた子どもたちも 出来上がってひとりひとりの手に戻ったマニスを お互いに見せ合った時には“上手い、下手” という言葉が 子どもたちの口から出て来なかったのは とても印象的でした。 今回、マニスを作り始めたばかりの時は、 一生懸命、上手に作ろうとしていたかもしれないけれど、 それぞれ元気一杯、とても生き生きとしたマニスが出来上がりました。 こうして自分で作ったマニスの向かい側には このマニスを作った自分がいる事、そしてマニスといつも 向かい合っていることを忘れないで下さいね。 最後に子どもたちにこんな話をして第3回目を終了しました。
by mandilaut
| 2008-12-09 14:33
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