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2013年 02月 04日
昨日、『森林と共存 パプアニューギニアの森から』という
地球環境戦略研究機関(IGES)主催の講演会に行きました。 森林は、多くの生き物のすみかであり 土壌の形成、水の供給をし 食料や材料を与えてくれる人類の生存と*福祉に 必要不可欠な場であること。 森と海が繋がって豊かな地球をつくっていること。 森林はここ30年間で急速に失われていること。 理由として世界的人口が増加していること。 森林の消失で昨今の気候変動や異常気象 を引き起こしていること。 などを紹介しました。 *この場合の福祉は「しあわせ」や「ゆたかさ」を意味する 言葉として使われています。 IGESは REDD+のための コミュニティー主体で現地で森林モニタリングをしながら 森林破壊を起こさず持続可能な木材貿易を目指すため パプアニューギニア他7カ国で地域住民と共に 木材を生産輸出するのに必要な能力を開発し 森林も利益も持続可能な経済を地域住民が 自分たち維持管理出来るよう強化協力しているそうです。 森と共存するという議題に対して多くの人々が関心を持つ この問題は未だ誰も明確な答えは持っておらず議論の最中で IGES は森林の存在価値を調査、実証し世界基準としての数字(経済)の 評価付けを提案している段階のようです。 答えはひとつではなく、正解もない。 「私たちにとって森林は、あなたたちの言葉でいうと スーパーマーケットであり薬局だ。そこへ外からセールスマンが やって来てはそれを安い値段で買いたたき全てを持って行こうとする。」 これは、モニタリング調査の為の技術研修を受けていた パプアニューギニアの村長の言葉なのですが 輸入大国である私たち日本人の生活が 遠く離れたこの国にどれだけ影響を及ぼしているのか 意識しなくてはならないと思いました。
by mandilaut
| 2013-02-04 21:47
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